格安で飛ぼう!空の旅

LCC

【LCC】聞いたことありますか?一瞬なに??って思うかもしれませんが、ローコストキャリア【Low Cost Carrier】の略です。低価格の運賃で乗れる飛行機会社です。日本での本格的LCCとしては、スカイマークを頭に浮かべられるかもしれませんが、厳密にはPeach Aviation(ピーチ・アビエーション)が日本国内で初めてのLCCです。LCCは名前の通り、低価格が売りです。ピーチ・アビエーションの社長は「空飛ぶ電車」をイメージして欲しいと語っています。電車と同じような運賃で飛行機に乗るということですね。LCCが本格的に就航してから、もともと観光地として大人気の【沖縄】はさらに人気が増えています。沖縄へサクッと週末飛んで遊んで帰ってくる。という楽しみ方も運賃が安いからではこそではないでしょうか?!

LCCが導入される前にも、「長崎ちゃんぽんを食べたいから、飛行機乗って長崎行こうか。」「やっぱり本場の函館ラーメンが食べたくなったんだよね」と言って羽田から飛行機に乗って「食べたい欲求」を満たすために搭乗している人ももちろんいましたが、金銭的に余裕がある富裕層のお楽しみ方でした。

例えば、クラブのお姉さんが「わたし本場の札幌ラーメンが食べたいの」「じゃあ明日行こうよ。羽田で集合ね。その日のうちに帰れるから」

と言った具合に、サクッと羽田から札幌へ飛び札幌のラーメン店で「やっぱり本場で食べるラーメンは美味しい♪」と味を堪能してまた戻るといったことをするには、1人往復羽田⇔千歳当日予約の場合は7万円ぐらいの出費が必要でした。これをLCCのジェットスターですると成田出発にはなりますがどれぐらいの価格になるでしょうか?!

11:55 成田発⇒千歳着 13:40  20:20 千歳発⇒成田着 22:00 で片道14490円。合計金額28,980円です。当日の空き状況によって値段は変わってきますし、もっと早く予定を立てていればもっともっと安く搭乗することは可能なのです。(これは他のJALやANAもそう)急に思い立ったのりで当日検索して行くという前提で料金を調べたのですが、今まで思い立ってちょっと飛んで日帰りしてくるには7万円の出費。それの半額以下で飛べてしまうというのがLCCの価格のすごさでもあります。

LCCが日本へ本格的に登場してから、今まで飛行機に乗ったことがないような、おじいちゃん・おばあちゃんまでも気楽に孫の顔を見に行こうかな。といったところまで飛行機の旅は身近になってきました。現在日本国内でLCCとして運行しているのは、ジェットスター航空(本社:オーストラリア)、セブパシフィック航空(本社:フィリピン)、済州航空(本社:韓国)、エアプサン(本社:韓国)、ジェットスター・アジア航空(本社:シンガポール)、エアアジアX(本社:マレーシア)、春秋航空(本社:中国)、ピーチ・アビエーション(本社:日本)、ジェットスター・ジャパン(本社:日本)が就航しています。それぞれの航空会社の本拠地によってベースとなる国内での飛行場は違っていますが、間違いなく言える事は沖縄が人気の路線で就航率が高いということです。

那覇国際空港へ就航している国際線は、復興航空(本社:台湾)チャイナエアライン(本社:台湾)マンダリン航空(本社:台湾)中国東方航空(本社:中国の上海)中国国際航空(本社:中国の北京)香港航空(本社:香港)香港ドラゴン航空(本社:香港)アシアナ航空(本社:韓国のソウル)ジンエアー(本社:韓国のソウル)と台北へ1日3便、台中へと週4便、上海へ1日1便、北京へ週2便、香港へは1日1便の他に週4便就航しています。

那覇国内線ターミナルへ就航しているのは、日本航空、日本トランスオーシャン航空、琉球エアーコミューター、全日本空輸、スカイネットアジア航空、スカイマーク、ピーチアビエーション、エアアジア・ジャパン、ジェットスター・ジャパン、第一航空と10社が就航しています。那覇空港は離島への玄関口でもあるので、国内線の需要も高いのが特徴です。

沖縄は京都と同じように、修学旅行の行先としても人気の高い場所です。そして、ダイビングなどマリンスポーツをするために沖縄を訪れたり、家族旅行の行き先や女性なら国内で唯一の免税店があるのも大きな魅力の1つです。海外旅行をしなくても、那覇にはDFSがあり国際線を利用しなくても那覇空港には免税店があるので空港で化粧品などを買うのも、沖縄を楽しむ一つの目的でもあります。

LCCが本格的に導入したこともあって、那覇空港ではLCC専用ターミナルが2012年10月18日からオープンしました。もともとは全日本空輸の貨物倉庫を改装して整備されて、一般客がLCCターミナルへ行くためには国内線ターミナル1階から連絡バスで行きます。(一部のレンタカーのみ利用可能)徒歩、タクシーや自家用車での立ち入りが一切できないLCC専用ターミナルなのでLCCを利用する時にはどこのターミナルを利用するかをきちんと確認する必要があります。

LCC各社

日本にも格安航空会社が本格的に導入されて、利用客もかなり増えてきていますがLCCとして最大の会社の本社はアイルランドにあります。アイルランドが本拠地で、国際旅客数としては世界最大の航空会社でもあります。アメリカでLCCを代表する企業は元祖LCCと言われるサウスウエスト航空。それとシートピッチの広さで人気のあるジェットブルーエアウェイズ。アジアではマレーシアが本拠地のエアアジアがバス並みの運賃価格設定で、今まで飛行機を利用しなかった層を取り込んだこともあり、とても人気が高いLCCです。2007年に日本ではジェットスターが関西空港へ就航して、2008年にはセブ・パシフィックが就航しています。日本でLCCの就航が広がった背景には2010年に成田と羽田空港の国際線発着枠が大幅に拡大したことがあげられます。そして今も成田空港ではLCC専用の旅客ターミナルも整備中ということもあるので、これからますます日本でもよりLCCが利用しやすくなるのでは?!と楽しみです。

ライアンエアー

ライアンエアー(Ryanair)本拠地はアイルランドで1985年に設置されました。1997年に規制緩和されてから格安運賃を武器にして規模をどんどん拡大していき、今ではヨーロッパの格安航空会社の中でも最大の航路ネットワークを持っているのがライアンエアーです。就航地は164都市で、保有機材数は305機です。

主要ハブ空港

とにかく安い

ライアンエアーは料金が驚くほど安くて、格安という面でとても人気が高い航空会社です。日本でも、ロンドン-パリ間の料金がびっくり価格の0.99ユーロ~(便数と座席提供数限定)からという非常に安い料金でとても話題になりました。この運賃で業界に衝撃を与え、利用者に一気に知名度を上げたライアンエアーですが、多くの路線に事前購入割引で0.01ユーロの運賃を設定しています。

アメリカの大手格安航空会社のサウスウエスト航空が確立したビジネスモデルに忠実学び、大都市の第一国際空港を使用することはしないで、郊外の第二、第三国際空港を使用したり、インターネットでの航空券の予約が中心にして、手数料が発生する販売代理店は置かないなどの様々なコストカットでこのような料金を実現することに成功しました。

発着空港

ライアンエアーが使用する空港は、飛行機の離発着にかかるコストを抑えるとができる大都市郊外のセカンダリー空港(secondary airport)を使用していることが多くみられます。パリではボーヴェ空港、ストックホルムではスカブスタ空港など、ライアンエアーが拠点とする大都市郊外の空港の多くは、大都市からの距離が遠すぎるために他のキャリア(ウィズエアーを除く)では就航することに積極的でないので、結果としてライアンエアー以外のキャリアがほとんど就航しない状態となっています。

その一方で、マドリードでのバラハス空港や、ロンドンでのガトウィック空港のように、大手航空会社と同じ空港に乗り入れる例も存在しています。ライアンエアーの最大のライバルはイギリスのイージージェットですが、イージージェットは大都市でも主要空港への乗り入れを志向しているので、ライアンエアーの空港の選定について批判的です。ライアンエアーもイージージェットのことを「高運賃のキャリア」として攻撃することがしばしばあります。

そして、ライアンエアーはギリシャ・スペイン・イタリア・モロッコなど地中海沿岸諸国の温暖な都市への就航と季節定期便の運航に積極的になって展開してきています。

ライアンエアーは各空港へ就航するときには、就航交渉を行いますがその時に、空港使用料と着陸料の大幅な割引と新規路線開設に対する補助金の拠出、そして広告費の負担を求めることが一般的な就航交渉です。。また、低運賃を維持するための充分な補助が得られないライアンエアー側判断した場合には、空港からの撤退や路線の縮小を行って、より条件の良い他の空港へ就航することが多くみられます。

2004年には、欧州委員会でワロン地域政府からライアンエアーへの補助金の拠出が違法であるとなったときには、ブリュッセルのサウスシャルルロワ空港とロンドンのスタンステッド空港を結ぶ路線を廃止しています。また2009年には、エールフランスKLMが「不正な補助金の受け取り」に対する抗議を欧州委員会に行っています。このエールフランスKLMの抗議によると、ライアンエアーが受け取っている補助金は年間6億6000万ユーロを超えているといわれています。

サービスを簡略

2009年5月に空港でのチェックインカウンターは荷物預かり専用カウンターのみにして、全面的に撤去しています。空港での搭乗手続きを廃止して、搭乗券を発券するのはインターネット上のみにすることでコストカットしました。

コストカット

追加料金発生

ライアンエアーの将来展望

2007年4月に、ライアンエアーは新たに長距離路線(おもに大西洋路線)を飛ばす新会社を2009年ごろに設立する計画であると発表しました。社名は「RyanAtlantic」(ライアン アトランティック)です。ライアンエアーと同じく低運賃で座席を提供しますが、エコノミークラスのみの機材で運航してきた方針とは異なり、アッパークラス(ファーストクラス)を設定する方針になっています。ヴァージンアトランティック航空などの航空会社に対抗するために、アッパークラスの導入をするということです。。路線は現在ライアンエアーがハブ空港としている空港から、アメリカ国内の約6都市までを結ぶ路線です。もちろん、着陸料金が高くて混雑しやすい大都市の中心空港は避けて、郊外にある小さな空港を使うという方針は変わりません。現在すでにオハイオ州ポート・コロンバス国際空港への就航を検討していて、交渉中です。同空港からはアメリカの格安航空会社・スカイバス航空とコードシェア便を運航する計画でしたが、スカイバス航空は2008年4月に運航を停止したことで、この計画は白紙に戻りました。使用機材はエアバスA350やボーイング787を40~50機程度調達し投入する予定です。

運賃は最低で片道10ユーロ(約1320円)、最低価格の座席は各便で最大60席ほど提供する予定です。その一方で、アッパークラスでは最大5000ユーロ(約82万円)で、空港へのリムジンサービス。シャワー、ベッドなどを設けたラウンジサービスを提供する予定です。目的地としては、アメリカ側にはニューヨーク、ボストン、デンバー、ダラス、ロサンゼルス、ラスベガス。ヨーロッパ側はダブリン、ロンドン、リバプール、フランクフルト、バルセロナをそれぞれ予定しています。

2010年に就航を2014年に延期することを公表していますが、その理由は低コストで運用するための機材選定に手間取っていることが理由としています。

格安で飛ぼう!空の旅